台湾の象印出版社が出版した海賊版パーマン『超人小叮噹』第7巻に収録されている作品「颱風夜」を和訳したので、これを紹介します。

みつ夫が街を歩いていると、夫に先立たれ、台風で子どもを失ったというかわいそうなおばさんと出会う。その夜、台風が訪れるとおばさんはショックで昏睡状態に。そしてパーマンはおばさんを救うことを決意する!


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(「颱風夜」『超人小叮噹 7』象印出版社、中華民國74(1985)年12月出版)


パーマンの和訳の4回目、象印出版社の『パーマン』第7巻の最終作です。

今回も識者に元ネタ調査の協力をいただきました。扉絵は「水爆とお月さま」。本編は「水爆とお月さま」、「パーマンがお手紙出した!」、「コピーのみちこ」、「コピーロボットギャングになる」、「レイ・カーの秘密」、「コピーのむだ使い」、「われたおさら」から一部引用しています。

本作はサブタイトルからすでに情緒的な雰囲気を醸し出しており、結末もさわやかなものになっています。単行本の最後を締めくくる作品として、ドタバタとした勧善懲悪モノではなく、こういう作品を選んだということは、読後の後味を大事にしていたのでしょう。この編集に好感が持てますね。

パーマンの和訳はとりあえずこれでおしまいです。応援ありがとうございました!

次の和訳は9月ごろ、ドラえもんの和訳をすることになるかと思います。ご期待ください。