青文版『機器貓小叮噹』第199巻に収録の作品「ドラカード」を和訳してみました。おすすめ作品です。

ひみつ道具により、カード勝負ですべてが決まる社会構造に。ホビーで世界征服できでしまうという、ある意味でコロコロ漫画っぽい作品です。ギャグのテンポも悪くなく、簡潔で、頭にすっと入るような作品です。かつてドラあきに公開したところ、これまでの青文ドラの中でも一番おもしろいとのご意見をいただきました。


1か所に訂正があります。p.36の5コマ目にある「ㄆ丨ㄆㄚ」(ピンイン:pipa)は爆竹のはぜる音、また雨の音を表す擬音ですので、「バチッ」などと書いたほうが正確でした。すみません。またp.40の7コマ目、およびp.41の7コマ目で、描かれている絵札のおかしな箇所がありますが、セリフはいずれも原文ママです。ご了承ください。

この書籍は入手時からすでに状態が悪く、紙が変色していました。状態のいい本であればフキダシの中を白く塗りつぶして日本語をはめ込めばいいのです。が、今回はフキダシの中を塗りつぶすのにえらい苦労しました。一見すると自然に見えますが、自然に見えるようにするのが一苦労だったり。フキダシ部分を拡大して注視していただければおわかりになると思いますが、色は全部違います。単色で塗りつぶすだけでは自然に見えないところにはグラデーションを使ったりもしました。色の塗り方についてはおかげさまでいい勉強になりました。ちなみに使用ソフトは「Paint.NET」です。
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(黃彬彬編繪『機器貓小叮噹 199』青文出版社、中華民國80年2月11日出版)