台湾の象印出版社が出版した海賊版パーマン『超人小叮噹』第7巻に収録されている作品「卡多拉族」を和訳したので、これを紹介します。

遠足で高山民族を見にいったみつ夫は、事件のにおいを嗅ぎつけて調査に乗り出すが、土人につかまってしまう!!

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(「卡多拉族」『超人小叮噹 7』象印出版社、中華民國74(1985)年12月出版)


パーマンの和訳の3回目です。

今回も識者に元ネタ調査の協力をいただきました。扉絵は「コピーロボットギャングになる」。本編は「エベレスト決死行(チョモランマ決死行)」、「世の中うそだらけ」、「ニセ札犯人を追え」から一部引用しています。

原作の旧作と新作からそれぞれ引用しているのでふしぎな作風に。
内容は謎解き風になっているのがおもしろいですね。
「高山民族」という名称は、台湾の原住民族の分類のひとつ「高山族」をもじりました。

本作の高山民族はトーテムポールを立てていますね。
台湾にはトーテムポールを立てていた民族もいましたが、
本作での造形はカナダのインディアンにみられるものであり、
本作の原住民の描写はフィクションとなります。

さて次回は「颱風夜(台風の夜)」を紹介する予定です。象印版パーマン第7巻収録作品のうち、紹介できる作品は次回で最後となります。お楽しみに!