ずっと気になっていた岡田作品、「ドラえもん 新☆のび太の宇宙開拓史 超まんが外伝」を読んでみました。
なにしろ、コロコロ公式サイトによれば『ドラえもん 新・のび太の宇宙開拓史』の外伝でオリジナルストーリーとのこと。
つまり、この作品にオリジナルの道具が登場する可能性があるわけです。[[ドラえもんの道具一覧 (原作以外)]] を執筆している者としては、もはや見逃すことはできんぞ、と。


この作品は前後編に分かれており、『月刊コロコロコミック』2009年3月号付録に前編が、4月号本誌に後編が掲載されています。

月コロ2009年3月号付録『コロコロコミック ギャグコロDX』の入手は楽でした。
付録は小さくて保管も楽なので、所持している人が多いってことですね。しかし月コロ2009年4月号はなかなか入手できず、ようやく最近入手できたというわけです。
ちなみに私は3月号発売前からこの情報をつかんでいました……が、

「付録冊子に掲載されるのなら、あとで付録だけ買えばいいか。付録冊子ならいつでも入手できるだろう」

とタカをくくっていたのがおろかでした。付録冊子に載るのは前編だけじゃん! 気づいたときには後の祭り。


――
そんな苦労(?)の末に読んだ結果……オリジナルの道具は登場しないことがわかりました。
骨折り損?

いやいや、そんなことはありません。隔月刊『コロコロイチバン!』の連載を経たためか、最近は詰め込みすぎ感がなくなって読みやすくなっています。相変わらず原作にないキャラ(ロップルの義姉モリーナ、モリーナの父バーンズ博士)はかわいくないんですが、原作キャラはかわいく描けていると思います。というかのび太がかわいすぎて困ります。
それと「タケコプターのバッテリーが切れたんだ」というセリフがあるのですが、内蔵電池は交換式ではく充電式ということなのでしょうね。あれっ、原作でもバッテリーっしたっけ?

ほかの原作道具は「お医者さんカバン」「ゆうびんロボット」「ラジコン雨雲」が登場します。
しかし「ゆうびんロボット」とかいうマニアックな道具を出すってどうなんでしょう? 藤子プロのチーフ時代に活躍した荻原先生もけっこうなマニアでしたが、チーフを継いだ岡田先生もきっとマニアなんでしょう。

私としては、マニアックな道具をやすやすと出さないで欲しい(出したい気持ちはよくわかりますが)。
作中、バッテリーの切れたタケコプターに代わる飛行用道具がポケットにないとか、森の火事を消す道具がラジコン雨雲しかない、という描写があります。
もちろんこういうシーンは原作にもたびたびあります。F先生の言葉によれば、ドラが使う道具はレンタル品や試供品が多く、ポケットにいつも小数の道具しか持ち歩いていないそうですし。

そんなドラが古い道具をいつまでも大事にポケットにしまっているわけがない、と私は思うのです。
タケコプターやドンブラ粉などのように、昔からよく使っている道具というものはあるでしょう。
しかし昔に一度使ったきり(しかも幼年誌掲載、単行本未収録)の道具を冒険に持っていくとは考えづらいですよ。

もちろん、例外として「ペタリぐつとペタリ手ぶくろ」(連載初期に一度だけ登場し、銀河超特急で再登場)があることをご存知のマニアも多いでしょう。
それはつまりレンタル品や試供品ではなく、ちゃんと購入した道具だったため、捨てたりすることなく所持しつづけていたということなんでしょう。
しかしこういうのは例外に留めておいてほしかったですね。